購入者からバラ売りの希望がきたけど、値段はいくらにしようかしら?
バラ売りの値段っていくらにするか迷うことありますよね!余計に送料がかかったり、場合によっては梱包する手間も増えると思います。バラ売りの値段設定で迷われる方は、多いのではないでしょうか?
結論から申しますと、バラ売りの値段は(送料+梱包の材料費+梱包の手間賃)がバラ売りごとにかかるため、商品単体あたりの値段はセット売りよりも高くなります。
ただし!!
セット売りの中身によって値段設定の計算式が変わりますので、注意が必要です。
この記事では実際に使える計算式をもとに解説しますので、バラ売りの値段をすぐに決定したい!という方にはとても有用な情報を提供できるかと思います!
メルカリ歴10年の筆者が丁寧に解説しますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
バラ売りする時の値段設定は?
セット売りと比べ、バラ売りの単位ごとに(送料+梱包の材料費+手間賃)がかかるため、その分を加味して必ず値段設定をしてください!
例えば…
ワンピースの缶バッジ5つを2000円、らくらくメルカリ便で売る場合
・セットで売る場合
利益=2000円-200円(手数料10%)-175円(送料)=1625円
・バラ売りで1つ400円で売る場合
利益=400円-40円(手数料10%)-175円(送料)=185円
185円×5(商品5つ)=925円
このように送料がそれぞれにかかる分、利益が少なくなってしまいます。
また、実際には梱包費用や手間賃もかかるため、商品単体あたりの値段はセット売りよりもバラ売りのほうが高くなるのが普通です。
セット売りの中身によって、値段の設定方法が変わりますので次章より詳しく解説します。
値段設定の計算式
バラ売りの値段はセット売りの中身によって変わります。
- 価値が同じものをセットにしている場合
- 価値が違うものをセットにしている場合
以下で詳しく説明します。
価値が同じものをセットにしてる場合
バラ売りの値段=セット売りの価格÷商品の個数+(送料+梱包の材料費+手間賃※)
セット商品のそれぞれの価値が同じ場合なら均等割りして、その金額に送料等をプラスすれば良いと思います。
すみっこぐらしのキーホルダー5個セット1000円の商品をらくらくメルカリ便でバラ売りする場合
バラ売りの値段=1000円(セット売りの価格)÷5(商品の個数)+175円(送料)+100円(手間賃)=475円
価値が違うものをセットにしてる場合
バラ売りの値段=メルカリ相場価格+(送料+梱包の材料費+手間賃※)
価値がそれぞれ違う場合のものをセット商品にしてる場合は、メルカリの相場価格を調べてその金額に送料等を加算すればOKです。
メルカリの相場価格は、実際にSOLDOUTされている商品の平均価格を出せば良いです。
例えば、300円、500円、700円の3つの価格でSOLDOUTされていたら、300+500+700=1500 1500÷3=500 つまり平均1つ500円となり、これがメルカリの相場価格になります。
※バラ売りは手間がかかるため、煩雑さを「個人的な感情」分として上乗せし、少し高めに値段設定をする人が多いです。
いかがでしょうか。バラ売りをする際の値段設定の方法はご理解いただけましたでしょうか?
そうは言ってもバラ売りの値段ってちょっと高すぎないかしら!
そう思われる方も多いと思いますので、次はどうしてバラ売りの値段が高くなってしまうのかについて詳しく解説したいと思います。
バラ売りの値段が高くなる理由
皆さんはバラ売りを希望したら急に値段が高くなった経験ってありませんか?
これは出品者がまとめ売りからバラ売りをすることで以下のようなデメリットが生じるからです。
- 送料が多くかかる
- 梱包の材料費や手間が増える
- 出品内容の変更や再出品をしなければならない
- 商品が売れ残る可能性がある
以下で1つ1つ説明していきます。
送料が多くかかる
バラ売りをするとまとめ売りで出品しているものを個別に売ることになります。出品数が増えると一商品ごとに発送代金がかかるため、結局送料が多くかかってしまいます。
なお、まとめ売りに比べて梱包する箱の大きさは、1つ1つ小さくなります。しかしそのぶん発送する箱の数が増えるため、送料も合計するとバラ売りのほうが高いです。
梱包の材料費や手間が増える
上記と同じ理由ですが出品数が増えることで、そのぶん梱包に使うダンボールや緩衝材も多くなため材料費が余計にかかります。また箱を組み立てたり紙袋を用意する手間も同時にかかります。
実際に商品を売るにあたり、出品から発送までの過程で、梱包作業が一番大変と言われてます。この作業が2倍、3倍と増えることで、手間と感じる出品者も多いです。
出品内容の変更や再出品をしなければならない
まとめ売りからバラ売りの商品ページに変更するために、商品の写真や説明をもう一度作り直さなければなりません。商品の編集または再出品する必要があるため、出品に慣れていない方は大変かもしれません。
よく写真の撮り直しをせずに、まとめ売りの写真をそのまま使って、商品説明だけを変えてる方がいますが、他に購入を考えてる方の誤解を招く可能性があるため、この方法はおすすめしません。
商品が売れ残る可能性がある
バラ売りを希望する人はセット商品の中で、人気のあるものやレアなもの(限定品)を指定します。もし先に人気の商品だけが売れた場合、商品が売れずに残ってしまう可能性があります。
実際に商品が売れ残るリスクを減らすためにまとめ売りにしている出品者は多いです。このような出品者に対してバラ売りの希望をすると、値段は必然的に高くなります。
バラ売りすることによって出品者はさまざまなデメリットを抱えなければなりません。バラ売りで値段が高くなることはご理解いただけましたでしょうか?
では、バラ売りをそもそもしない、したくない人のためにバラ売りの断り方についても最後にご紹介したいと思います。
バラ売りの断り方
バラ売りすれば商品はSOLDOUTになりますが、送料や材料費が余計にかかる、発送の手間が増える、他の商品が売れ残るなど出品者にとってはデメリットばかりです。
またバラ売りしたところで高値になってしまうため、購入者をがっかりさせてしまうことが多いです。
バラ売りをしたくない人はコメント欄でバラ売りはできないことを伝えましょう。
「申し訳ありませんが、まとめ売りのためバラ売りはできかねます。」
バラ売りの断り方については、別の記事で詳しくご紹介していますので、そちらを参考にしていただければと思います。
まとめ
今回は「メルカリでバラ売りする時の値段設定は?今すぐ使える計算式を大公開!」というテーマでご紹介させていただきました。
バラ売りの値段は本記事でもお伝えしましたが、梱包の手間賃などの個人的な感情の部分が大きいです。このため人によって付ける値段の振れ幅が変わってきます。
またバラ売りの値段については、出品者はもちろん購入者の方もこの記事を読んでいただければ、高い価格でもある程度納得して購入できるかと思います。
購入者と出品者のお互いがより良い取引になればと思います。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
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